研究内容について -中央アフリカの難民問題-

 

こんにちは、片山健太です。

今日は僕の研究内容について、簡単に、いや詳しく説明していきます。

 

僕が今大学で研究しているのは、タイトルにあるように中央アフリカの難民問題です。

 

みなさん、中央アフリカってそもそも知ってますか?

僕は中央アフリカの問題をネットニュースで見た時、どこだ?って思いました。

 

中央アフリカは、人口459万人(2016、世銀)、面積日本の約1.7倍のアフリカの真ん中らへんにある共和制の国です。

参照(中央アフリカ基礎データ | 外務省)

 

そうなんです、日本と同じように1つの国家なんです。東南アジアとかの地域名ではないんです。青年海外協力隊の方々と話した時でさえ、驚かれましたから、本当に日本人に馴染みがない国なんですね。詳しいことはここには書きませんが、日本政府としては、外交を行なっているんです。

 

とまあ、簡単に中央アフリカのことについて記しましたので、その国、中央アフリカの難民問題の概要について記していきます。

 

中央アフリカでは、2013年にイスラム系組織セレカが首都バンギを侵略して、人権侵害行動を行いました。そして、それに対抗してキリスト系組織アンチバラカが対抗して報復行為を行い、情勢は悪化し、人々は避難を強いられました。

 

※セレカはISとは関係なく、彼らが侵略したの理由は格差社会などといった、国内の社会問題にあります。詳しくはまた記事にします。

 

その結果2017年5月末までに、国民の2割近い約98万人の方が難民(refugee)、庇護難民(asylum seeker)、国内難民(IDP)となることを強いられています。

 

アフガニスタン : 236万人(15.3%), シリア : 713万人(67.5%),

  南スーダン : 287万人(34.1%), コンゴ民主共和国 : 332万人(4.6%) ()は人口に対する割合

参照(UNHCR Population Statistics - Data - Overview)

 

上に、日本でもよく取り上げられる国の難民の現状について記しましたが、難民の総数自体は少ないかもしれないが、割合にしてみるとアフガニスタンより多く、南スーダンとも10%くらいしか変わらない。

 

それにも関わらず、みなさんは中央アフリカの難民問題をご存知ではないのでは...

僕も、難民に関する記事を読んでいる時にたまたま見つけて、知りました。

研究をしている中で確信しましたが、日本の報道機関はほとんどこれを報じてないのです。同じ地球に住む、人間が苦しんでいるにも関わらず...

そしてこれはおそらく日本だけではないのです。

というのもこの難民問題はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に以下のように表されているのです。

"the largest forgotten humanitarian crisis of our time."

訳すと、"忘れ去られた人道危機"

 

もちろん支援が行われていないわけではありません。ただ支援金は足りておらず命をつなぎとめる最低限の支援しかできていません。

 

こういった世界から目を向けられていない、向けられにくい難民問題に目を向けたい、いや向けるべきと考え日々研究を行っています。

 

1つの記事では伝えたいことを全て記せませんが、少しずつ記していきたいと思います。