カメルーン生活(② インターンシップ)
ボンジュール!!
UNHCRでのインターンが始まって早くも、3週間が経ちました。
最初の1週間は研修の研修ということで、関係資料に目を通したり、UNHCRのe-learningをして過ごしていました。
2週目からは、難民認定の手続きの部門で、担当の方と同行するようになりました。
難民になるということがどういうプロセスから成り立っているのかをより詳しく学ぶことができました。
実際に、新生児の登録のための資料作りやそれに伴う簡単なインタビューをし、データでーすに登録するという経験しました。
また実際に難民認定の1ème instanceのインタビューにも同席させてもらえました。
フランス語はまだまだ、日常会話ですらおぼつかない自分だけど、難民関係の資料はフランス語で読み続けていたので、どういう経緯で避難したとか、なぜ自分は自分は故郷に帰れないのか、といった話は理解できてしまう、不思議なフランス語レベル。
そのため生の難民の声を聞け、ネット上に広がっている難民や紛争のニュースが実際に起きているんだとリアルに感じられました。
というのも、こんなに難民問題とか言ってるくせに、難民の方と会ったことはなかったのです。。。
避難して来た理由を聞くと、父が、祖父が、友人が牢屋に入れられ、殺されそうになり、また殺され、、、次は自分の番なんだと、、、
Tuer っていう、フランス語で殺すっていう単語があるんです、英語ならKill、こういった言葉って、ニュースとか冗談で言うときくらいしか耳にしないけど、そのままの意味で、目の前で使っている人がいる。そこに悲しみの気持ちが入って口にしている。
日本ではありえない光景が広がっている。それが国際協力であり、留学なんだと感じたし、いろんなことを感じた。
正直UNHCRで働いていると、やっぱ大きい機関だし、はっきり言って役人体質なのかなと思ってしまう。
現場を、難民支援の第一線で学び、力になりたいと言って始めた留学。はっきり言ってギャップが一つもないわけじゃない。
でもやっぱこれも第一線だし、ヨーロッパとか日本のUNHCRと比べれば、全然近いんだと思う。
それにこういった各諸手続きを把握しているのが前提で、難民キャンプでの主要な支援で力を発揮できるんだと思う。
だから今は、ここで学ぶ。ネットじゃわからないこと、人から聞くだけじゃ理解できないことを。
上司の人も、俺が難民キャンプで働きたい、ってことはわかってるって言ってくれてて、ある程度仕事がわかったら、一緒に連れて行くとも言ってくれた。
だから今はその時に、自分の最高のパフォーマンスができるように準備するだけ、きっと思いの外、その日は近いと思う。
※相変わらず文章の語末表現は気づけば丁寧な感じから、話口調に変わっているけど、これも自分の気持ちを示す指標としてそのままにしてます。
p.s.最近髭を伸ばしています、、、